自己肯定感を高めることは、自分自身を理解するための大切なステップです。他人の評価を気にして暮らしているとストレスが溜まりやすく、本来得られるはずの幸福感も減少してしまう可能性があります。
しかしわかっていてもなかなか高められないのが自己肯定感。色々な方法がありますが、意外と知られていないのが「ダンス」です。では今回は、自己肯定感を高める効果が期待できるダンスについて、理由や魅力を詳しくご紹介していきましょう。
自己肯定感を高めるといい理由について
自己肯定感とは、自分をポジティブに認めた時に生まれる感情です。自己肯定感が高くなると幸福度も高まり、人生の満足感がアップします。他人と比較する機会が多い社会生活。
自信をなくし、ダメなところばかり気になってしまう時もありますよね。そんな時にも自己肯定感があれば、他人と自分の違いを受け入れてポジティブに理解できるようになるのです。では早速ですが、自己肯定感を高めるメリットについてご紹介しましょう。
自分自身を素直に受け入れられる
自己肯定感を高めるには、まず自分自身と向き合うことが必要といわれていますが、意外と多くの人が困難に感じることです。弱点を無視したり、自分の嫌なところを忘れようとしたりすることは、自己肯定にはつながりません。
ネガティブな要素も全て含めて自分を深く知ることで、長所や魅力を発揮しやすくなるのです。他人と違うところがあってもそれも自分なのだと考えることで、ネガティブな感情は減っていく可能性があるでしょう。
前向きに物ごとを捉えられる
自己肯定感を高めると、常に前向きに物ごとを受け止められるようになります。自己肯定感が高いと、嫌な出来事があっても負の感情に負けず、冷静に状況を判断できるようになるでしょう。
前向きに物ごとを捉えることは、ストレスやプレッシャーから解放される意味もありますので、人生の満足度が自然と高くなることが期待できます。
感情をコントロールできる
自己肯定感が低いと、必然的にネガティブな感情表現が多くなり、文句や愚痴、人の悪口などが増えてしまいます。さらに自分を追い込むような負の考え方になるため、「私なんて…」「どうせダメだから…」と諦めやすくなることも。
感情のコントロールは、ネガティブな時ほど大変なものです。自己肯定感を高めると、ネガティブな感情を抱いていることも客観的に捉えられ、上手にコントロールできることもメリットです。
他人に責められてもカッとならず、相手の立場になり自分の感情を肯定的に捉えられるのでしょう。
人間関係が築きやすい
自己肯定感を高めると周囲の人からも一目置かれ、自分のことを受け入れてくれる人が増えてきます。他人と自分には違いがあって当たり前。
それをネガティブに受け止めず、相手の考え方を尊重できるようになるのです。自分を受け入れても相手を受け入れないのは、自己肯定感が低い人の特徴。
ありのままの自分で相手を尊重できるからこそ、周囲からも優しくされるようになるのです。
ダンスで自己肯定感が高められる理由
ダンスには色々な魅力がありますが、「始めてよかった」と思う人の多くが「自己肯定感が高まった」と話しています。では、ダンスでなぜ自己肯定感が高められるのか、ポイントごとにご説明しましょう。
自信がつくから
ダンス初心者が初めて練習する際は、他の人の視線が気になってとても緊張するでしょう。自分一人でダンスして思いきりストレスを発散することはできますが、ダンスは基本的に人の視線を集める機会が多いもの。
ダンススクールなら、発表会で大勢の前で踊ることもあります。そのように人前で何かをすることで、大人しくシャイな性格の人も自信がつくことは、ダンスで自己肯定感が高まる理由です。
ダンス音楽はモチベーションアップにつながり、「恥ずかしい」という感情がなくなるほど気持ちを切り替えてくれるメリットもあります。
アウトプットができる
なかなか自分の意見が言えない時、自分自身を否定したくなることもありますよね。ダンスは体や表情など、あらゆる部分を使い表現するアート。
ダンスを通じて自分をアウトプットすることで、自己肯定感が高まっていくメリットがあります。仕事で満足度が得られないという時は、ダンスで思いきりアウトプットしてみましょう。
すると仕事への理解度も高まり、自分の存在感を職場でアピールできるようになります。ダンスだけでなく、勉強も仕事もアウトプットでさらに能力がアップするといわれていますので、日常生活をよりスムーズにするメリットもあるでしょう。
達成感が得られる
ダンスは難しい振り付けを覚えたり、体を鍛えたり、色々とやることがあります。ダンスは年齢や性別に関係なくできることですが、成功を目指すなら練習も必要。
難しい箇所をクリアしてダンスできるようになると、達成感が得られることは間違いないでしょう。とくにリズム感に自信がない人やダンスが初めての人などは、ひとつのハードルを越えると「やればできる」という自己の成長を感じられるはずです。
自分に厳しくできる
ダンスが自己肯定感を高めるためにおすすめされるのは、自分に厳しく接することができるからです。ダンスの練習は努力が必要不可欠で、諦めずに続けるほど努力は苦になりません。
その積み重ねができるダンスは、結果的に自己肯定感につながり、たとえダンスで失敗しても最終的には結果を残せるようになるのです。頑張って仕事をする自分、頑張って苦手な振り付けを練習する自分。そんな姿は、周囲からの信頼にもつながるでしょう。
ダンスが人生に与える魅力とは?
ダンスは始める理由にはさまざまなものがありますが、練習していく間に多くのメリットを感じられるでしょう。自己肯定感が高まりもっと自信がつくことは、ダンスの最大の魅力ともいえます。他にもダンスが人生に与えることには、次のようなものが挙げられます。
ストレス発散
ストレスが溜まると自己否定など、ネガティブな感情が増大してきます。ダンスは運動の一種でもあり、パソコンやゲーム、スマホの画面にずっと向き合う生活から解放されます。
ダンスをした後は、何となく気分が晴れたりすっきりしたりしたという経験を持つ人はとても多いはず。ダンスの動きは、自尊心を高めるホルモンの分泌を促進するという説もあるように、ストレス解消ができてしかも運動不足解消にもなるため、メリットがたくさんあります。
仲間が増える
ダンスはチームワークも求められるもので、皆で一緒に同じゴールに向かって突き進む空間は、職場とはまた異なる魅力があります。
ダンスは年齢層も幅広く、普段接しない人たちとも触れ合うことが多くなり、社会性も自然とアップ。仲間が増えると自分の世界も広がり、ダンスを通じてあらゆる体験ができるでしょう。
感謝できるようになる
ダンスをするメリットは、感謝の心が生まれることです。当たり前の毎日でもダンスをして楽しく暮らせると、見逃していた些細なことにも注目できるようになります。
それは自分を大切にすることにつながり、幸福や喜びを他者と共有することもできるでしょう。
まとめ
自己肯定感を高めるには、ダンスで思いきり体を動かしてみてください。「ダンスなんて自分には無理」と思う人ほど、たくさんのメリットや魅力を感じられるでしょう。
笑顔で周囲に挨拶したり、感謝したりしながら仲間とダンスする生活は、自分の魅力を再発見するよい機会になるものです。