ヒップホップ系ファッションは、ダンサーの練習着や普段着としても人気があるスタイル。カジュアルで動きやすく個性をアピールできるため、ダンスを習う人にとってはファッションも楽しみになるのではないでしょうか。
そこで今回は、ラップ本場のアメリカで人気のラッパーがオーナーのファッションブランドについて詳しくご紹介していきますので、ファッションで差をつけたい時はぜひ参考にしてみてくださいね。
ラッパーオーナーのヒップホップ系ファッションブランド
日本でも人気があるヒップホップ系ファッション。個性にこだわるなら、有名ラッパーが立ち上げたファッションブランドもおすすめです。アメリカで人気があるブランドをそれぞれご紹介していきますので、自分に合うスタイルをぜひ見つけてください。
YEEZY(イージー)
何かとお騒がせなカニエ・ウエストがオーナーの「YEEZY」は、アパレルブランドとしてアメリカでは常にトレンドになっています。スニーカーはリリースと同時にすぐ完売するほど人気があり、ヒップホップ系ファッションをリードするブランドです。
最高記録の2019年の売上は、なんと100億円ともいわれるほど。デザイナーに就任したゴーシャ・ラブチンスキーによりさらにパワーアップした「YEEZY」は、パーカーなどの1点物を長く愛用したい人にもおすすめ。
スニーカーは独自の個性的なシルエットが人気で、ブランドは収益性の高いものへと急速に成長しています。アパレルはミリタリー風など、シンプルでミニマルなデザインが多く、オーバーサイズでメンズアイテムを着るガールズも多いのです。
BILLIONAIRE BOYS CLUB(ビリオネア・ボーイズ・クラブ)
ヒップホップ系ファッション界で人気のあるアーティスト、ファレル・ウィリアムスが立ち上げた「BILLIONAIRE BOYS CLUB」は、日本人デザイナー兼音楽プロデューサーのNIGO氏がビジネスパートナーを務めています。
このブランドは、「Frontin」のMVで一般公開されたのが最初で、スケートボーダーなどから支持されてファッション界での地位を確立。
日本でもオンラインで購入できるブランドなので、ストリート系ファッションやプリント柄Tシャツ、キャップなどを探している人はぜひチェックしてみてください。
このブランドの代名詞となっているアーチロゴや宇宙飛行士のモチーフなど、ストリート系ファッションに興味がある人にも受け入れやすいデザインが多いのでおすすめです。
GOLF WANG(ゴルフワン)
クリエイター兼ミュージシャンのTyler, The Creatorのブランド「GOLF WANG」は、ロサンゼルスを拠点にシカゴ、アトランタなど、全米をはじめ、メルボルン、香港、ベルリン、そして東京と世界的に人気を広げているブランドです。
新しい生地を使ったアイテムや遊び心のあるアパレルは、エアブラシにインスパイアされたストリートアートを彷彿させる魅力があります。音楽ストリーミングサービスの大手・Spotifyとのパートナーシップにより、グローバルにブランド情報を発信。
毎回完売するロートップシューズは、フェイククロダイルスキンなど、斬新なデザインでファンを魅了しています。イベントも世界的に開催されており、有名ラッパーやアーティストなど、著名人からもサポートされています。
ROCA WEAR(ロカウェア)
ビヨンセの夫であるラッパーのジェイ・Zとデイム・ダッシュが共同で始めたファッションブランド。2000年代にピークを迎え、フリースのジョガーパンツなどがとくにダンサー人気が高く、カジュアルスタイルが好きな人から根強く支持されています。
日本では海外通販のサイトやオークションサイトで販売されており、ダンスの衣装として用いられることもよくあるようです。
TRUKFIT(トラックフィット)
リル・ウェインのヒップホップ系ファッションブランド「TRUKFIT」は、2012年に立ち上げられ、ウェインにとって最初のファッションブランドで業界デビューとなります。
ヒップホップ系ファッションには欠かせないジョガーパンツやフィットキャップ、グラフィックTシャツなど、男女共にこよなく愛されるアイテムがたくさん。
キュートなキャラクターをはじめ、ブランドロゴがプリントされたドリップTシャツなど、シンプルなデザインでコーデしやすいところも人気の理由です。
ヒップホップ界のベテランであるウェインは、リアーナなどの大物からのサポートも多く、音楽業界、ファッション業界共に注目を集めました。
Wu-Wear(ウーウェア)
90年代にピークを迎えたウータン・クランのヒップホップ系ファッションブランド「Wu-Wear」。90年代は他にもラッパーがさまざまなブランドを立ち上げたラッシュの時代です。
ニューヨークを拠点に活動していたウータン・クランは、ニューヨークらしいスタイルをブランドに反映させ、ビーニーやパーカー、トラックスーツなどがダンサーにも人気があります。
一時ブランドは消滅してしまいますが、2017年に復活し、それぞれのアイテムにグループのロゴがつけられるなど、90年代の音楽シーンに夢中になったファンにはかなりの影響力があったでしょう。フードを被りニューヨークの街を歩いてみたくなるカッコいいスタイルです。
Apple Bottom Jeans(アップルボトムジーンズ)
エアフォースワンなど、日本でも人気があるラッパーのネリーが立ち上げた「Apple Bottom Jeans」。ヒップのポケットにリンゴのステッチとロゴが入っている、キュートな女性向けジーンズブランドです。
ヒップをすっぽりカバーする穿きやすいデザインが特徴。無理にジーンズに体型を合わせるのではなく、ジーンズが体型に合わせるべき…というコンセプトが特徴的です。
フロライダーのヒット曲にも登場したように、多くの人の共感を呼んでいます。このブランドは、Google 2006年のサーチで6番目にヒットしたデニムブランド。
一時期人気は衰えてしまいますが、ネリー本人によると2024年にカムバックするとのこと。デザインのスケッチなどがインスタグラムなどでも紹介されています。
ヒップホップ系ファッションの着こなしポイント
数多くの人気ブランドがあるヒップホップ系ファッションですが、せっかくのファッションも着こなしを間違えるとだらしなく見えてしまうなど、難しい一面があります。
そこでカッコよく着こなすテクニックやコツをポイントごとにご紹介していきますので、ヒップホップスタイルの魅力をたっぷりアピールしてみましょう。
パンツのサイズ感に注意
ヒップホップ系ファッションというと、ダボッとして少し悪い印象を与えることもあります。とくに女性の場合、何かがフィットしないバランスの悪さを感じるかもしれませんが、多くの場合はパンツのサイズ感が問題とされています。
90年代のヒップホップ系ファッションは太めのパンツが主流でしたが、最近はスキニーなボトムスがトレンドになっており、ヒップホップスタイルでも幅の細いものが好まれています。
わざとオーバーサイズにせず、パンツは自分のサイズでルーズ感を少しだけ意識するのもおすすめです。
小物使いで上級者風に
ヒップホップ系ファッションは、洋服だけよりもキャップやアクセサリーなどをプラスするとさらにカッコよくコーデできます。キャップはブランドのロゴ入り、スニーカーと色を合わせるなど、小物使いのテクニック次第でシンプルなセットアップもさらにこなれ感が演出できるようになります。シンプルな白Tシャツにゴールドネックレスという定番もぜひチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
ヒップホップ系ファッションは、ブランド名の入ったアイテムは少し自慢したくなることも。日本で入手が困難なブランドほど、皆が注目すること間違いなしです。
ダンスをすでに始めている人や興味がある人は、普段のスタイルもぜひ一工夫してみてくださいね。