緊張しない人の心理については、緊張しやすい人からすると知ってみたいと思うこともありますよね。
尊敬できる相手だと感じると、見習いたいと思うケースもあるかもしれません。では今回は、緊張しない人の心理について詳しくお伝えしていきますので、今後の行動の参考にしてみてください。
緊張しない人の心理とは
緊張しない人の心理には、どのような思いがあるのでしょうか。まずはこちらの内容を詳しく見ていきましょう。
物事を楽観的に考えている
緊張しない人は、些細なことは気にしない傾向にあります。例えばプレゼンや面接などでは、自分の伝えたい要点が相手に伝わればそれでいいという考え方もありますよね。
多少失敗したとしても気にしないタイプの人は、緊張しない性格の可能性が高いでしょう。そして「仮にミスしても何とかなるだろう」と楽観的に物事を考えることができるので、基本的に平常心でいられるのです。
人と話すことに慣れている
昔から人と話す機会が多かったという人は、緊張しない心理になりやすいでしょう。もし緊張しやすい性格だったとしても、場数を踏んだことで緊張しなくなるケースもあるのです。
例えばプレゼンの時に、原稿に書いてあることを話すだけで精一杯だった人でも、経験を積んだことにより声のトーンや話し方にも気を配れるようになります。
そして人と話すことについても、最初は苦手意識があったとしても経験を積むごとに緊張しなくなり、いつの間にか会話を楽しむ余裕ができていたというパターンもあるでしょう。
素の自分でいたい思いがある
自分を大きく見せようと思ったり、高く評価してもらうために無理をしたりしない人は、緊張しない性格の場合が多いでしょう。
プライドが高い人は、見栄を張ったり自慢したりして有能な自分を演じようとすることがあるかもしれません。
でもそれがエスカレートしてしまうと、人とのやりとりが辛くなってしまうこともあるのです。でも「弱みは見せてもいいもの」と思っている人は、緊張しない心理になりやすいでしょう。
周囲からの評価を気にしていない
緊張しない人は「自分は自分」と考えているので、周りからの評価をあまり気にしない可能性があります。
もし仕事でミスをしたり怒られたりすることがあっても、自分をしっかり持っているので、多少悔しいと感じても表面に出すことはないでしょう。
日頃から自意識過剰ではないため、人の目を気にしたりそれをプレッシャーに感じたりすることもほとんどありません。このため人前に立っても緊張しない心理でいられるのでしょう。
緊張する人が意識したいこと
緊張する人は、どのようなことを意識したらよいのでしょうか。考え方を少し変えるだけで、緊張しなくなる可能性もあるのです。では、心がけたいことについて詳しくご説明していきましょう。
ポジティブ思考を心がける
緊張しやすい人は「失敗したら恥ずかしい」と思ったり、「言葉に詰まらないようにしなければ…」と焦ったりしてしまうことがあります。
このため物事を否定的に考えてしまうことも多いでしょう。失敗したくないと思っている時ほど、「自分にはできない」「どうせ無理だろう」といったネガティブな言葉を口にしてしまう場合もあるのです。
そうすると、本当に失敗してしまう可能性が高くなるでしょう。このためできるだけポジティブ思考でいるようにして、「自分ならできる」と信じて考え方を変えることが必要になります。
ゆっくりと話すようにする
緊張している時には声が小さくなったり、早口になったりしてしまう人もいます。この場合には、相手から「自信がないのかな…」と思われてしまうこともあるでしょう。
緊張しないためには、できるだけゆっくりと話すように意識したいですね。そうすると自然と声が大きくなり、自信に満ち溢れているような雰囲気を作れることもあるのです。
もしくは、まずは大きな声で話そうと意識することで、穏やかにゆっくりと話せるようになることも期待できるでしょう。
完璧にやろうとは思わない
緊張しない人は、リラックスしていて余裕があるように見えるものです。それはミスをしても何とかなるという思いがあるからでしょう。
このため緊張しやすい人は、完璧にやろうと思わないようにして、自分にできることを自然体でやるように意識することが大切です。
これまでに準備してきたとしたら、それがあるから大丈夫と考えることも必要になるでしょう。自分を信じられるようになると、人とのやりとりが楽になるケースはとても多いです。
失敗や間違いを教訓にする
ミスをしたくないと思いすぎると、緊張して逆にミスをしやすくなることも。失敗や間違いは必ずしも悪いことではなく、教訓にできるという考え方もあるのです。
できればミスはしたくないものですよね。でもそれにより学べることもあるでしょう。一度経験したからこそ、これから先にミスをしないための行動の仕方が分かる場合も。このように思うことで、失敗や間違いを恐れない自分へと変われるのです。
緊張しない人と上手に接するには
自分は緊張しやすいタイプの場合、緊張しない人と接する時には「どうしよう…」と困ってしまうことも。では、いくつかの上手な接し方をお伝えしていきましょう。
緊張していることを伝える
相手が信頼できる人だと感じられるのなら、自分が緊張していることを素直に伝えるようにしてみましょう。
そうすると、多少のことは許してもらえるケースもあるかもしれません。もし緊張していると伝えると、それにより相手が理解してくれていると感じるので、緊張が薄れてくる可能性もあるのです。
自分にとって弱さを見せられる相手には素直に心を開くようにすると、それにより相手との距離が近くなることもあるでしょう。
腹式呼吸で緊張をほぐす
プレッシャーを感じて辛い…と思った時には、体がこわばってしまうこともありますよね。このケースでは、余計緊張が増してしまうかもしれません。
心身共にリラックスするためには、腹式呼吸を意識することが大切です。軽く目を閉じて背筋を伸ばして、お腹を意識しながら深い呼吸をしてみましょう。そうすると、気持ちを落ち着かせることができる可能性があるのです。
聞き役を意識する
相手とのやりとりの中で、最初は聞き役を意識する方法もあるでしょう。その方が緊張していることを隠しやすくなります。
質問してから、相手の話を丁寧に聞く姿勢を見せることが必要に。このうえで相手と話が合うと感じたら、自然に緊張が和らいでくることもあるでしょう。
まずは相手がどのような人なのかを知っていくことで、安心感を持てるようになることもあるのです。
自信の持ち方について聞いてみる
緊張しない人に対して「○○さんはいつも堂々としていて素晴らしいです」「どうすれば自分を持つことができるのかなと悩んでいます」と相談してみるのもよいですね。
そうすることで的確なアドバイスをしてくれたり、ヒントになると感じることを言ってくれたりする場合もあるのです。
自信の持ち方には、人により違いがあるもの。だからこそ、緊張せずに自信を持てる人の意見や考え方について、機会があれば聞いてみるようにしましょう。
まとめ
緊張しない人の心理を理解すると、行動の仕方を変えていくことができる場合があります。今まで思い込んでしまっていた内容があっても、視野を広くすることができるかもしれません。
自分にとって見習いたいと思える相手と出会えると、その出会いにより大きく成長することも期待できるでしょう。
