全身脱毛で後悔したという人も若干いるようですが、露出度の高い服や水着などを着る場合、女性なら気になりますよね。ムダ毛の自己処理は簡単で低コスト。
しかし肌への負担など、デメリットもいくつかあります。近年脱毛サロンの価格競争が激しく、全身脱毛も安くできるようになりました。しかし自己処理と同様にメリットとデメリットがありますので、自分に合うかどうか正しく判断しましょう。
そこで今回は、全身脱毛のポイントとおすすめされる理由について詳しくお伝えしていきますね。
全身脱毛について
エンターテイナー、モデルなど、人に見られることが多い人はほとんど全身脱毛をしているともいわれています。そして最近では、ダンスの趣味で露出度の高い衣装を着る機会がある、または体型に自慢があるので肌を露出するファッションが好きという人もいるようです。まずは「全身脱毛」についてポイントごとに気になることをご紹介していきましょう。
全身脱毛の部位について
全身脱毛の対象部位はその名の通り全身で、背中、顔、腕、VIOなど、さまざまな部位が含まれます。全身脱毛の部位は、サロンやクリニックにより若干異なりますが、自己処理で上手くできない部位もプロがやってくれるので安心。
基本的に全身脱毛は「VIOを除く全身」「顔を除く全身」「VIOと顔を含む全身」の3通りがあります。ムダ毛が気になる腕やすねだけでなく、全身脱毛には足の指や手の指、うなじなども含まれるので、丸ごと綺麗になりたい人におすすめされています。
脱毛方法について
全身脱毛の方法は、医療機関で行う「医療レーザー脱毛」がまずひとつ。コストはかかりますが、メラニンに反応するレーザー照射でしっかり脱毛ができ、効果はほぼ永久的といわれています。毛穴にニードルを差し込んで毛根を破壊する「ニードル脱毛」は、医療レーザーと同じく医療行為にあたるため、クリニックで施術してもらうことができます。
人気がある脱毛サロンで行っているのは、IPLやSSCなどの毛のメラニンに反応する光を照射する脱毛方法。医療脱毛よりも効果は弱いのですが、低コストなので学生や主婦にも人気があります。
期間について
全身脱毛は、場所によっては効率的に1回の施術で何か所かやってくれるため、期間としては数か所の脱毛部位とあまり変わらず1年半~2年前後が必要期間とされています。毛周期に合わせて施術するため、脱毛はすぐには終わらないので、しばらく通うことは念頭に置いておきましょう。
コストについて
全身脱毛のコストは脱毛方法によって異なり、医療機関の脱毛は20万円~50万円と高め。レーザー照射は脱毛サロンで使う機器よりも高周波なので、施術回数は少なくても効果が実感しやすいのですが、その分コストが高くなります。
脱毛サロンの全身脱毛のコストは、価格帯は11~35万円で平均的な相場は20万円前後。キャンペーンなどを利用するとかなりお得に全身脱毛をすることが可能です。
全身脱毛はどんな人がやるべき?
メンズの脱毛サロンがあるように、最近は毛深いことに抵抗を感じる人が増えており、全身脱毛は年齢や性別に関係なく人気があります。ただし未成年者の場合、親の承認がないとできないなどのルールがありますので、その点は注意が必要です。
全身脱毛は露出度の高いファッションが多い人や、濃いムダ毛のコンプレックスがある人、自己処理が面倒に感じる人に向いています。女性ならVIO脱毛に興味があり、ついでに全身脱毛をするというケースもありますので、特別向いている人がいるわけではなく、すべすべな肌に憧れる多くの人が関心を寄せています。
全身脱毛のメリットについて
全身脱毛で後悔しないよう、メリットとデメリットを正しく理解しておきたいですね。お金も時間もかかることですが、全身脱毛をやる人が多いのは次のようなメリットが得られるからなのです。
自己処理の手間と時間が不要
全身脱毛で後悔する部分はありますが、メリットのほうが多いと感じる人がほとんどでしょう。ムダ毛の自己処理は、カミソリや市販の脱毛クリーム、脱毛ワックス、毛抜き、家庭用脱毛器などがあり、自宅でできるので通う手間がありません。
気になった時にすぐ処理できるので気は楽ですが、処理する頻度がとても多くなります。朝カミソリで剃ったところが夕方には伸びてきてチクチクする…ということもありますので、露出度が高くなる夏場は自己処理が毎日続くこともあるでしょう。
その点全身脱毛をクリニックでやっておけば、処理の手間がなくなりストレスフリーです。
時間が効率よく使える
「全身脱毛にすればよかった」と後悔する脱毛経験者の中には、部位ごとに契約して結果的に長期間通うことになってしまったという人もいます。全身脱毛は部分脱毛を繰り返すよりも効率的で、施術で複数個所やってもらえるので結果的に早く完了することも。
毛周期に合わせて進めていきますので、全身のあらゆる部位を合わせて同時並行が可能なのです。結果的に全身をやりたいなら、部位ごとに分けるよりも全身脱毛のほうがおすすめです。
綺麗な肌に自信が持てる
自己処理だと毛穴が目立ったり肌が荒れたり、トラブルが発生することもあるでしょう。しかしサロンやクリニックはアフターケアもやってくれますので、脱毛後の肌が綺麗で生え始めのチクチクした不快感もありません。
おしゃれしたくてもできなかった人が全身脱毛で自信を回復したり、露出度の高い服を楽しんだり、毎日自信を持って過ごせることは全身脱毛のメリット。自己処理を忘れて電車の吊り革が掴めないというような悩みもなくなります。
コストを節約できることも
全身脱毛は部位脱毛よりコストはかかりますが、結果的に全身をやるなら部位脱毛をその都度契約してコストがかかるよりもまとめられるのでお得です。
部分脱毛はどこも単価で比較すると全身脱毛以上に割高の傾向がありますので、脱毛を始める際にどこまでやるか慎重に判断してから契約するとよいでしょう。
全身のムダ毛処理ができる
全身脱毛で後悔しなかった人の意見としてよくあるのは「全身」が綺麗になること。露出度の高いファッションは背中やおへそ周りなど、自分では気づかないところも綺麗にしておきたいですよね。
VIOのように自分ではできない部分もありますので、全身脱毛にすると体臭が軽減するというケースもあるようです。
全身脱毛のデメリットについて
全身脱毛にはメリットがたくさんありますが、後悔するのは次のようなデメリットが関係しています。
施術の痛みがある
VIOのようにデリケートな部位は、施術時に痛みが生じます。クリニックやサロンでどのような対処をしてくれるのか、事前に確認しておくことが必要です。
元の状態に戻しにくい
全身脱毛ですべすべになっても、時間が経過してから後悔することはあり、とくにVIOは慎重に判断することが必要です。どの部位をやるか、カウンセリングで相談して決めることも大事ですね。
時間とお金がかかる
全身脱毛は時間もお金もかかりますので、自己処理で手間がかかってもそのほうが楽だという人もいるでしょう。一度契約してからクーリングオフ期間を過ぎると解約が難しいため、忙しくて通えなくなる可能性がある人は、全身脱毛で後悔するリスクがあります。
全身のケアが必要
全身脱毛で後悔しやすいのは、全身のケアが必要になること。アフターケアをサロンでやってもらっても、デイリーなケアは自分でやらなければなりません。
とくに保湿は大事なポイントで、夏は日焼けができないなど、脱毛中に注意しなければいけないことがあるのもデメリットです。
まとめ
全身脱毛は後悔する可能性もあるかもしれませんが、それを予防するためには契約時にしっかり考えることが大切です。予算、時間、脱毛部位など、まずは長い目で見て考えてから、カウンセリングを受けてアドバイスしてもらいましょう。