リフレーミング効果を活用して苦手な人と対話!目的やコツなどを徹底解説

コミュニケーション

リフレーミング効果というのは、コミュニケーションにメリットを与えるもので、とくに苦手な人やよく知らない相手に有効活用できます。コミュニケーションスキルは個人差があるもの。

しかし他者と気持ちがすれ違った時や、考え方の共有をする時に大事なことなので、できるだけ苦手なところは克服したいですよね。そこで今回は、リフレーミング効果の意味や目的などを詳しくご解説していきますので、使えるシーンでぜひトライしてみてくださいね。

 

リフレーミング効果について

リフレーミング効果を活用して苦手な人と対話!目的やコツなどを徹底解説リフレーミング効果はビジネスシーンでも使われるように、人間関係の構築やお互いの印象を変えるためにメリットがあります。では、どのような目的があるのかリフレーミング効果について詳しくご解説しましょう。

 

リフレーミングについて

リフレーミングとは物ごとの捉え方を変えることで、ネガティブに見えるものや考え方を別の枠組で捉え直すことです。リフレーミングはコミュニケーションの心理的な手法で、より快適な見方をするために思い込みや固定概念を手放すことともいえるでしょう。

 

「コップ半分の水」をどう感じる?

リフレーミング効果の一例としてよく取り上げられるのは「コップ半分の水」です。コップ半分の水を見た時、「半分しか入っていない」と感じるか、「半分も入っている」「まだ半分入っている」と感じるかは人それぞれ。

根本的に物ごとをポジティブに捉えると、コップ半分の水は「まだ半分も残っている」と感じるようになります。リフレーミング効果は、まさしくこのように捉え方を変え、ネガティブに感じるはずのこともポジティブに解釈することなのです。

雨の日に「雨で残念」と思うか、「雨が降って植物が元気になる」と思うか。考え方を変えると、日々のストレスや不満も軽減するかもしれません。

 

リフレーミングの2タイプについて

リフレーミング効果は、大きく分けると「状況」と「内容」の2タイプがあります。状況のリフレーミングは、現在置かれた状況を考え直すことで、自分を取り巻くものを変えると違う自分を発見できるようなこと。

たとえば仕事なら、職場を変えたらもっと自分のスキルが発揮できるなど、状況をリフレーミングするとあらゆる可能性が見つかることがあります。もうひとつ、内容のリフレーミングは、性格や考え方といった内面的なものの枠組みを見直すことです。

失恋した辛い経験を「辛い」と悲観的に解釈するか、「よい経験」として状況を乗り越えるモチベーションにするか。ネガティブなことは世の中に色々とありますが、自分を高めるよう解釈することで、悪いことからも価値が生まれてきます。

 

ポジティブシンキングと同じ?

ネガティブシンキングとポジティブシンキングというものがありますよね。リフレーミングはどちらかというとポジティブシンキングに近いものですが、両者には基本的な違いがあります。

ポジティブシンキングは、ネガティブなものを前向きに捉えること。これはリフレーミングにも共通する部分ですが、さらにリフレーミングはネガティブなものも受け止め、相手の立場になり相互理解しながらアプローチすること。

物ごとの考え方を変えることがリフレーミングなので、必ずしもネガティブからポジティブへ…とは限らない場合もあるかもしれません。結果的にコミュニケーションスキルや人間関係を良好に変えるメリットはあるものの、事実をそのまま受け入れて「別の角度」から解釈することがリフレーミングなのです。

 

リフレーミング効果とは何か?

リフレーミング効果を活用して苦手な人と対話!目的やコツなどを徹底解説リフレーミング効果で期待できるメリットなど、ポイントをご紹介していきましょう。

 

モチベーションがアップする

リフレーミング効果は、自分の考え方の癖を修正する意味もあります。悲観的に物ごとを見やすい人には、気持ちの切り替えに役立つコミュニケーションスキルや考え方が身につくのです。

たとえば友人と口論してしまう場面。そんな出来事はとても辛く、いつまでも引きずってしまいますよね。しかし出来事に対してリフレーミングして、自分の成長の機会や試練として捉えると、もっと友人と交流したくなるでしょう。

モチベーションアップにつながることは、リフレーミング効果のとてもよいポイントになります。

 

好印象を与えられる

リフレーミング効果は自分に向けられたものだけではなく、物ごとの捉え方を変えることで他人へのアプローチも変わっていきます。たとえば失恋した友人に「大変だったね」と同情してあげる時、リフレーミングで違った角度から考えると、失恋は友人を励ますよい機会に変わります。

充分共感して寄り添ってから「素敵な人に出会い、よい思い出が作れてよかったね」と前向きな言葉でコミュニケーションがとれるのは、リフレーミング効果がもたらしてくれるメリット。あらゆる場面でお礼の言葉や褒め言葉などが無意識に出るようになるでしょう。

 

気持ちの切り替えができる

リフレーミング効果は気持ちの切り替えが早くなることで、辛い時や悲しい時など、ネガティブな状況をスピーディに乗り越えられます。いつまでも引きずる人はなかなかチャンスが掴めず、そのままネガティブ思考が定着することも。

「物ごとには違った一面がある」とポジティブに考えることで、有利に行動力を発揮できるようになります。過去や他人の考えを意識しやすい人は、気持ちの切り替えがなかなかできませんが、リフレーミング効果により未来志向へ変わると自分とも向き合いやすくなります。

 

自信が持てる

「こんなことは自分にはできない」「失敗しそうだ」など、無意識のうちに抱くネガティブな考えは自己否定につながり、成長するチャンスでもモチベーションが感じられません。

とくにコンプレックスや失敗した経験は嫌な記憶になってしまいますが、リフレーミング効果で自分の過去を捉え直し、自信を回復させることができるのです。

勇気がない、真面目すぎる、神経質など、自分の苦手な部分も捉え方次第で長所になる可能性はあるでしょう。

 

苦手な人ともスムーズに会話をするコツについて

リフレーミング効果を活用して苦手な人と対話!目的やコツなどを徹底解説リフレーミング効果は、苦手な相手との会話にも役立ちますので、コミュニケーションをとる際に次のポイントを意識してみましょう。

 

相手のよいところを考える

リフレーミング効果は、苦手な人と会話する時に固定概念が先立たないよう、相手のよいところにも集中してみてください。表情がいつも厳しいので話しづらい相手なら、「きっと緊張しているのだろう」と解釈することができます。

冷たい話し方をする人なら、「あまりコミュニケーションの経験がないのだろう」と思ってあげること。リフレーミングすると、苦手な人にも柔軟な対応ができるようになります。

 

仮定しながらコミュニケーションをとる

相性が合わない人や自分勝手な性格の人、上から目線な人など、苦手に感じる相手は周囲にいるはずですが、避けてばかりではストレスが蓄積され続けてしまうことも。

このためこれからは「もし」という仮定で相手に近づいてみましょう。「もし相手が今体調が悪いなら…」「もし私だったら…」など、異なる角度から状況を判断すると、表面的な解釈からさらに違った意味を感じられるはずです。

コミュニケーションで仮定することは言葉のリフレーミングにもつながりますので、思い込みはなくしてみてくださいね。考え方を広げるためにはアイデアも大切。柔軟な思考と考え方は、自分を高める大切な土台になるでしょう。

 

まとめ

リフレーミング効果は、人間関係の負担を減らすためにも意識しておきたいものです。職場や友人、恋愛相手など、色々な人と関わることがありますので、今までとは違った考え方や捉え方でより充実した人間関係を築いてみましょう。
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