ヨガとピラティスの違いはなに?自分に向いているものを選ぶポイント

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ヨガとピラティスの違いを理解すると、より自分の健康やダイエットに向くものが見つかります。近年どちらもとても人気があり、ストレス発散や気分転換に習慣的に取り入れられています。それでは早速ですが、ヨガとピラティスの違いについて詳しくご解説していきましょう。

 

ヨガとピラティスについて

ヨガとピラティスの違いはなに?自分に向いているものを選ぶポイントゆっくりした動きやポーズが似ている2つのエクササイズ。しかし基本的には異なることがいくつかありますので、まずはヨガとピラティスのそれぞれの特徴について見ていきましょう。

 

ヨガについて

ヨガは、スタジオがあちこちに増えているように運動の趣味や健康習慣の定番。そもそもヨガとは、サンスクリット語の「つながり」という言葉が由来となっており、魂と体がつながっている状態がヨガの目的です。

姿勢と呼吸、そして瞑想をコラボさせ、心身の緊張をほぐして安定させるもの。ヨガは運動だけでなく、呼吸やメンタルヘルスなど、あらゆるカテゴリーにも関係しており、調和や統一、バランスでより穏やかで健康な日々を送るために役立っています。

とくに心のバランスをコントロールする作用が期待でき、不安や悩み、執着心などを改善したり、内臓や筋肉の不調、姿勢の悪さや不安定な感情などを意識的に修正。

ゆっくりしたヨガの呼吸法は、脳と体に酸素をたっぷり送り、生命エネルギーを高めることが可能になります。ヨガのポーズは、無理せずに「痛と快」の間で行うこと。年齢や性別に関係なく、誰でもできる魅力があります。

 

ピラティスについて

ピラティスは、1883年にドイツで誕生したエクササイズで、考案者のジョセフ・ハベルタス・ピラティス(Joseph Hubertus Pilates)氏が病弱な自分を克服するためにスポーツ治療を研究し、最終的にピラティスの原形が誕生した背景があります。

ピラティスのメソッドは、体を柔軟にしてバランスを整えること。具体的には姿勢の改善やインナーマッスルの強化、免疫力を高める、睡眠の質を向上させることなどが期待できます。

 

ヨガとピラティスの3つの違いについて

ヨガとピラティスの違いはなに?自分に向いているものを選ぶポイントヨガとピラティスの動きは似ていますが、根本的な目的など、若干異なる部分があります。そこでヨガとピラティスの大きな違いを3つご紹介しましょう。

 

エクササイズとしての違いについて

ヨガとピラティスは、体の動かし方に若干異なることがあります。ヨガは基本的に体をストレッチするようなポーズを数秒間維持し、その間ゆっくり呼吸を繰り返すことが一般的。

筋肉を柔軟にし、関節の可動域を広げ、コアマッスルやインナーマッスルを強化します。ピラティスの体の動かし方は、ヨガとは異なり停止せず流動的な状態。

背骨や骨盤などを正しく整え、動きの質を重要視することがポイントです。筋肉と骨を調整する目的のエクササイズで正しいポジションを学びます。

 

呼吸法が違う

ヨガとピラティスの違いは呼吸法です。ヨガは瞑想にも効果がある「腹式呼吸」で副交感神経を高めるのに対し、ピラティスは「胸式呼吸」で交感神経が優位になるので、脳の活性化につながります。

一般的な運動は胸式呼吸、寝ている時は腹式呼吸なので、この点からもヨガとピラティスの違いは何となくイメージできるのではないでしょうか。呼吸方法により体に与える効果はさまざま。

ヨガはポーズをキープしながら腹式呼吸で瞑想状態になり、ピラティスはリラックスしながらも体の部位に意識を集中させられる呼吸法が特徴です。

 

目的が違う

ヨガとピラティスの違いは、目的と効果が挙げられます。ヨガは「心身の統一」が目的であるのに対し、ピラティスは全身の「筋力アップ」。ヨガは心の安定や集中力アップなど、体の内側からもアプローチすることが色々とあるのに対して、ピラティスはより姿勢改善や筋力アップをターゲットにしていますので、エクササイズとしてのメリットがあります。

それぞれが重きを置いているポイントを考えると、ヨガとピラティスの違いもはっきりしていきます。

 

共通することもある

ヨガとピラティスに違いはありますが、どちらも健康やダイエットに適していることは共通点になります。また体の歪みを改善したり、筋力を強化して体を柔軟にすることや、新陳代謝のアップ、心身共に安定したりするメリットも共通するポイント。

人間の体は知らない間に癖がつき、体の歪みが起こりやすくなっていますので、骨盤のずれにより便秘や肥満の原因になることもあるでしょう。ヨガとピラティスは、どちらも体のバランスを整えるメリットが期待できますので、ボディメイクのメリットも得られるかもしれません。

ヨガとピラティスの違いには呼吸法がありますが、種類は違ってもどちらも呼吸を重要視していますので、血流がよくなり新陳代謝がアップすると美容にもメリットが期待できます。

 

ヨガに向いている人

ヨガとピラティスの違いはなに?自分に向いているものを選ぶポイントヨガに向いているのは、次のようなトラブルを抱えている人や効果を期待する人です。

 

瞑想に興味がある

現代のストレス社会で人気がある瞑想。やり方はさまざまですが、なかなか集中できないということもありますよね。心を穏やかにし、ストレスと向き合うために脳をクリアにする瞑想は、ヨガをしながら行うことで体と心のバランスが統一されていきます。

自分に合った瞑想の方法がわからない、瞑想の効果を実感したいという人にはヨガがおすすめです。

 

激しい運動が苦手

ジョギングや水泳、エアロビクスなど、心拍数が高くなる運動が苦手な人はヨガが向いています。ヨガは呼吸と一緒に体をストレッチしたり、リラックスした状態でエクササイズをしたりするものなので、筋肉強化よりも筋肉を柔軟にするイメージがあります。

しばらく運動していない人や、ストレッチできないといった人にもヨガは向いています。

 

心身のバランスを整えたい

ストレスを感じやすい人、仕事やプライベートで悩みやすい人、精神的にもっと強くなりたいという人にヨガはとてもおすすめです。自分の心と体に意識を向け、じっくり向き合う時間となりますので、ヨガの後は気分もすっきりするでしょう。

 

ピラティスに向いている人

ヨガとピラティスの違いはなに?自分に向いているものを選ぶポイントピラティスに向いているのは、次のようなトラブルを抱える人や効果を期待する人です。

 

ヨガよりも負荷が欲しい

ピラティスは、ヨガよりも体の動かし方ははっきりしており「運動をした」という感覚が得られることがあります。コアマッスルを含め全身の筋肉を使い、ヨガよりも負荷がかかるので、気持ちよく汗をかいて運動したい人や基礎体力をアップしたい人に向いています。

 

ダイエットしたい

ピラティスはコアマッスルを強化する目的がありますので、基礎代謝がアップして痩せやすい体質へと改善することが可能です。背骨や骨盤の位置を直し、筋肉の働きもよりアップ。

メリハリのあるボディラインを手に入れたい人やボディシェイプしたい人にもピラティスはおすすめです。

 

運動習慣を始めたい

ヨガには瞑想も含まれていますので、運動というよりは心身のためのメソッド。逆にピラティスは、筋肉や全身の動きにより意識を集中させるものなので、運動のメリットは得られやすいでしょう。

健康的に運動習慣を始めたい人には、ヨガよりもピラティスのほうがおすすめ。ジョギングやサイクリングなどの運動をする人のバックアップとしてピラティスを取り入れることもできます。

 

まとめ

ヨガとピラティスの違いは、根本的な目的や期待できる効果です。それぞれの魅力を理解して、自分に何が必要か考えると選択しやすくなるのではないでしょうか。

また両方を同時に行うこともできますので、ヨガとピラティスの違いを実際に体感してみたい場合は、無料体験クラスなどに参加してみるのもよいでしょう。

 

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