アーモンドミルクは、ダイエット効果が期待できるスーパーフードとして海外でもセレブが飲んだり、レシピがネットでたくさん紹介されたりして注目されています。
現代の食生活は、何でも手軽に美味しいものが食べられる反面、カロリーの過剰摂取や栄養バランスの乱れなど、問題も多いですよね。ダイエットは健康意識を高めるためにも大切なこと。
そこで今回は、人気のアーモンドミルクでダイエットする方法や期待できる効果について徹底解説していきましょう。
アーモンドミルクの特徴や栄養について
アーモンドミルクはどのようなものなのか、飲んだことがないという人もいるはずなので、まずは特徴や栄養についてご説明しましょう。
アーモンドミルクについて
アーモンドミルクは、天然のサプリメントといわれるほど栄養価が高い食べ物です。「ミルク」と名前がついているため、牛乳にアーモンドエキスを入れたものだと誤解されやすい特徴も。
しかしアーモンドミルクは、基本的にアーモンドを水に浸して柔らかくしたものを細かく砕いた飲料のことです。メーカーにより、アーモンドペーストにしてからミルク状にするものや水を一切加えない製品など、さまざまなタイプがあります。
牛乳とは異なるもので、アーモンドをたっぷり摂取できることがアーモンドミルクの特徴です。また家でもアーモンドミルクを手作りできますので、興味がある人はネットでレシピを検索してみてくださいね。
牛乳よりもダイエット向き
牛乳はたんぱく質やカルシウムが多い健康食品で、スムージーなどのダイエット食にも使われていますが、アーモンドミルクのほうが実はダイエット向き。
カロリーは、コップ1杯で比較するとアーモンドミルクは39kcalで牛乳は128kcalなので、アーモンドミルクのほうがかなり低カロリーといえます。糖質も砂糖を加えないアーモンドミルクの場合は0.9g、牛乳は10.1g。
コレステロールもアーモンドミルクは0mg、牛乳は25mgなので、ダイエット志向の人が牛乳から乗り換えるのは納得できます。
栄養価について
アーモンドミルクがダイエットに人気がある理由は、とても栄養価が高いためです。無理な食事制限で体調を崩したり栄養が偏ったりすることを避けるため、ダイエット中の食生活を意識する人にはぴったりです。
アーモンドの栄養成分で多いものは食物繊維。また「若返りビタミン」と呼ばれるビタミンEが豊富なので、健康維持のために適量を毎日食べる人もいますよね。
アーモンド100gあたり、カリウム769mg、ビタミンB21.06mg、カルシウム250mg、マグネシウム290mg、鉄3.6mg、オレイン酸34.0g、リノール酸12.0gが含まれています。
ナッツ類は体によい食べ物ですが、食べすぎると脂質の過剰摂取になるため、アーモンドミルクもその点は少しだけ注意して食生活に取り入れましょう。
アーモンドミルクの取り入れ方
アーモンドミルクは、欧米では日常的に取り入れられるもの。アーモンドの香ばしい風味やまろやかなコクがありますので、牛乳と同じくそのまま飲めます。
料理でもシチューやホワイトソース、パンなどにも使えますし、コーヒーや紅茶に入れるミルクの代わりに手軽に使えることも魅力。アーモンドミルクは植物性で、他にもオーツミルクや豆乳などもありますが、アーモンドミルクは癖がなくあらゆる使い方ができます。
アーモンドミルクのダイエット効果について
アーモンドミルクをダイエット食として取り入れている人が増えているのは、次のような効果が得られるためです。
栄養の吸収がよい
アーモンドミルクは液状なので、ドライローストした粒のアーモンドより消化吸収がよいことが特徴です。ダイエット食はスムージーやスープなども多いので使いやすく、固形アーモンドよりも脂肪酸の溶け出し方はミルクタイプのほうが2倍以上消化できるともいわれています。
ダイエット中は、食べすぎず栄養をしっかり摂ることが大切、忙しい時もアーモンドミルクでシリアルを食べるなど、ダイエットライフにぴったりです。
デトックス効果が期待できる
アーモンドミルクがダイエットにおすすめされる理由は、豊富な食物繊維でデトックス効果があるためです。体内の老廃物が蓄積されるとなかなかダイエット効果が得られないこともあり、とくに便秘は健康にも負担がかかります。
アーモンドミルクに含まれる食物繊維はごぼうよりも多いため、内側からすっきりできそうですね。プチファスティングが近年ダイエットでも注目されています。
食事を置き換えるジュースクレンズでアーモンドミルクを取り入れ、胃腸機能をリセットして体調管理することも可能に。モデルやアスリートがアーモンドミルクを使うのは納得ですね。
低カロリーなので安心
アーモンドミルクは、豆乳や牛乳よりもカロリーが低く低糖質なので、代用すれば1日の摂取カロリーを抑えられるでしょう。また糖質が少ないため、流行りの糖質制限ダイエットにもおすすめです。
血糖値の急上昇は肥満の原因にもなりますので、緩やかな血糖値の上昇で肥満になりにくい体質へと改善できます。
基礎代謝をアップする
アーモンドミルクがもたらす可能性がある効果は、基礎代謝がアップすることです。豊富に含まれるビタミンEは血行を改善し、体の細胞劣化を防ぐことが期待されますので、年齢と共に低下する代謝を高めることが可能に。
またビタミンB2が脂質の代謝をサポートするので、脂肪燃焼しやすい体になることも期待できます。基礎代謝を高めるには筋力アップが欠かせませんが、きつい運動だけではダイエットも続かないので、食事からアプローチできるアーモンドミルクはありがたい存在になるでしょう。
ダイエット中の肌トラブルを軽減する
痩せて綺麗になりたいというのは、女性のダイエットのゴールのひとつ。しかし食べられないストレスや運動による疲労で肌環境が不安定になることもあります。
アーモンドミルクがダイエットによいのは、美容効果も期待できるため。便秘解消、血流アップ、そして抗酸化作用が期待できるビタミンEは、乾燥肌や年齢サインを軽減する作用もあるかもしれません。
ダイエットのやり方について
アーモンドミルクをダイエットに活用する方法をご紹介しましょう。多彩な取り入れ方がありますので、興味があるものから試してみてくださいね。
1日200mlを目安に
アーモンドミルクを飲むと、簡単にダイエットができて体重が減るわけではありません。カロリーの高いものから乗り換えて上手に使うことがコツですが、アーモンドミルクをたくさん飲んでしまうとカロリー過剰摂取のリスクもあります。ダイエットや健康目的の場合は、1日200mlを目安にしましょう。
おやつにする
アーモンドミルクは、ダイエット中のおやつにしましょう。体内の脂肪合成を活性するBMAL1が15時前後に減るといわれていますので、おやつの時間にストレートで飲めば脂肪になりにくくなります。
炭酸飲料や甘いコーヒーをアーモンドミルクに置き換えるとよいでしょう。クッキーやケーキの手作りおやつでもアーモンドミルクを使うことができます。
スムージーに入れる
アーモンドミルクでダイエットするなら、手軽に野菜や果物の栄養が摂取できるスムージーに入れましょう。消化がよく運動前の栄養補給にもなりますし、朝ご飯を抜いてしまう人にもぴったりの栄養価の高いダイエット食です。
最近は手軽に水で溶くだけのパウダースムージーも市販されていますので、水や牛乳の代わりにアーモンドミルクを使ってみましょう。
まとめ
アーモンドミルクは、ダイエットや美容、健康維持にとてもメリットが期待できます。アーモンドミルクを取り入れるだけではなく、食生活を見直して運動や睡眠なども心がけ、自分に合ったダイエットとしてぜひ活用してみてくださいね。
アーモンドミルクはアレルギーがある人もいますので、不安な場合は事前に確認しておきましょう。