自然栽培の玄米はすごい!メリットだらけの健康食に隠された秘密とは?

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自然栽培の玄米は、健康で安全な食生活を重視する人にとても人気があります。日本の食文化に欠かせないご飯。白米は炭水化物で糖質が多いため、ダイエット中には減らし気味になることもあります。

そんな白米に比べてメリットが多い玄米。さらに自然栽培されたものは、健康食として見逃せない魅力がたくさん隠されています。そこで今回は、近年人気が高まる自然栽培の玄米について詳しくご解説していきましょう。

 

自然栽培について

自然栽培の玄米はすごい!メリットだらけの健康食に隠された秘密とは?自然栽培と聞いただけでもとても体によさそうなイメージがありますが、具体的にどのような点が一般的な栽培と異なるのか、詳細を知らない人もいますよね。そこでまずは自然栽培について特徴やポイントを詳しくご紹介していきましょう。

 

自然のままの農法

近年健康ブームにより、オーガニック食品をはじめとした色々なものが注目されていますが、その中でも気になるのが「自然栽培」です。農作物を栽培する際に、病害虫を予防したり成長を促進させたりするために化学肥料や農薬を使用するのは一般的なこと。

自然栽培農法では、堆肥などの有機肥料も合わせて肥料や農薬を使用せず、土壌を自然のまま水だけで栽培するものです。自然農法としての位置づけがあり、将来的にも持続可能な農業として注目されています。

本来の土の力を引き出し、自然に寄り添いながら栽培するため、とてもシンプルで安全な農法といえるでしょう。

 

オーガニックとの違いについて

オーガニックも無農薬という印象がありますが、自然栽培と違うのは、牛糞などの天然肥料を使用していることです。環境負担をできるだけ減らし、化学肥料や合成農薬などはオーガニックでは使用しません。

自然栽培は、野菜が害虫に食べられても農薬などは一切使用しませんので、栽培にとても手間がかかりますが、本来の土壌を活かすことを徹底しています。

有機肥料を使うオーガニックは完全無農薬とはいえないため、自然栽培のほうが安心に思う人もいるでしょう。

 

無農薬と同じこと?

自然栽培の玄米のように、毎日口にするものはできるだけ安全性が高いほうがよいですよね。自然栽培は、自然の土壌の力だけで栽培する農法なので無農薬と同じ。

無農薬栽培は、その通り農薬を使用しない農作物のことですが、農林水産省のガイドラインで定められていないため、無農薬野菜と表記した販売は違反にあたります。

無農薬で栽培したものについて、現在は特別栽培農産物として表示されています。自然栽培と無農薬が共通するのは、農薬を使用しない点。

若干の違いはあっても、どちらも同じ無農薬栽培のカテゴリーに入るといえます。農薬を使わない農法は、草取りなどの作業が多くなりますが、決して農地を放置しているわけではなく、作物の成長過程により手をかけます。

過保護に育てない、自然の力でたくましく農作物を育てるというものが、自然栽培や無農薬農法なのです。

 

自然栽培の玄米とはどんなもの?

自然栽培の玄米はすごい!メリットだらけの健康食に隠された秘密とは?では、自然栽培した玄米の特徴をポイントごとにご説明していきましょう。玄米は健康食ですが、栽培方法が変わるとより魅力が引き出されるようです。

 

風味がよい

玄米の味はふわっと香ばしく、食感が白米よりも硬め。よく噛むとほんのり甘さを感じる特徴がありますが、自然栽培の玄米は厳しい環境で育ったものなので、玄米本来の味でクセが少ないことが魅力です。

玄米だけでも満足できるほどの旨味や風味がありますので、苦手な人には自然栽培の玄米がおすすめです。一粒一粒がしっかり整っており弾力のある硬さ。農家によっては、さっぱりとフルーティな味わいのある自然栽培の玄米を販売しているところもあります。

 

おにぎりも美味しい

自然栽培の玄米はとにかく味がいいという評判があり、見た目も透き通りとても綺麗な印象があります。白米は炊き立ての熱々が食べ頃。自然栽培の玄米は冷めても風味が落ちず、食感や甘味のバランスがいいため、おにぎりにしても美味しく食べられます。

玄米は硬くておにぎりには不向きな印象がありますが、自然栽培のものならいつでもおにぎりで健康食が食べられるので安心です。

 

栄養価が高い

玄米は白米よりも食物繊維が多く栄養価が高いことは、すでにご存知の方が多いかもしれませんが、自然栽培するとより栄養価が高くなる傾向があります。

化学肥料などを使用しない土壌は、微生物が活発に動きますので、玄米の栄養素は豊富です。健康食の位置づけになっている玄米をより栄養たっぷりに食べるなら、自然栽培を選んだほうがよいことになります。

 

環境に優しい

自然栽培は、農薬や肥料を使わない自然の土壌と水だけの農法です。化学物質を使用しないので、環境に優しいことは自然栽培の魅力になるでしょう。

農業は水をたくさん使いますので、水質汚染を招くケースも少なくありません。たとえ畜産動物の糞尿であっても、河川や地下水の汚染になるため、自然栽培の玄米はその点も安心。

肥料や農薬で使用される窒素やリンなどが流出すると、深刻な環境悪化の原因になりますが、自然栽培はトータル的に環境に優しいことが特徴です。

 

安全である

自然栽培の玄米は、自然の力だけで栽培されていますので、食べた時にとても優しい気持ちになるでしょう。さらに農薬や化学肥料が与えるデメリットを回避できる安全な食べ物なのです。

人間だけでなく、有害物質は土壌にも蓄積されていき、環境悪化の原因に。安全で健康的な食生活を目指す人には、自然栽培の玄米は選択肢のひとつになるでしょう。

 

玄米を食べるメリットについて

自然栽培の玄米はすごい!メリットだらけの健康食に隠された秘密とは?自然栽培の玄米は、栄養豊富な健康食です。では、具体的にはどのようなメリットがあるのか、期待できる健康効果などを詳しくご紹介していきましょう。

 

腸内環境を整える

玄米は食物繊維が豊富なので、腸内環境を整えるメリットが期待できます。食物繊維というと野菜がまずイメージされますが、現代の食生活において野菜不足は深刻な問題です。

しかし白米から自然栽培の玄米に変えるだけで、食物繊維が定期的に摂取できるようになるのです。腸内環境が整うと便秘の解消、消化吸収が活発になるなど、健康面やダイエット面でもメリットが実感できる可能性があります。

 

ビタミンやミネラルの補給

ビタミンやミネラルが不足気味な日本人。とくに女性は、鉄分不足が目立つといわれています。玄米は鉄分やビタミンBが豊富で、疲労回復や肌荒れ予防など、体の調子を整える効果が期待できるでしょう。

玄米の栄養素で注目したい「フィチン酸」は、抗がん効果も期待されており、抗酸化作用や血管疾患の予防、老化予防にもなるといわれています。

さらにフィチン酸から生成されるイノシトールは、肝機能改善や血栓予防にもなる可能性があり、生活習慣病対策にもよいかもしれません。

 

ヘルシーな食生活になる

「γ-オリザノール」は玄米に含まれる栄養素で、継続的に食べていると脂肪分の少ない食べ物が好きになるという説もあります。白米と比較すると、糖の吸収が緩やかな玄米。

しかもよく噛んで食べるため、食事量のバランスを整えやすくなるのでしょう。白米は一気に食べておかずも一緒に欲しくなりますが、玄米はご飯をゆっくり楽しみ、カロリーの高いものは自然と欲しくなくなるのかもしれません。

 

まとめ

自然栽培の玄米は、今すぐ白米から乗り換えたいほど魅力がたくさんあります。安全で環境に優しい、自然本来の旨味、栄養価の高さなど、健康の土台になる食生活をサポートしてくれるでしょう。

自然栽培の農作物は流通量が少なく、一般的なものより価格は高めです。玄米はとくに手をかけて栽培されていますので、じっくり味わってみてください。

美味しく炊くには、浸水時間を長めにすることがコツ。食感が気になる時はスープに入れるなど、食べ方もアレンジして玄米の魅力を実感してみましょう。

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