ハーバリウムの花の種類はどれを選ぶべきか、選択肢が多すぎて迷ってしまうこともありますよね。ハーバリウムはお手入れも必要なく、長期間美しいお花を楽しむことができるフラワーアレンジメントの一種。
専門店で購入するのはもちろんのこと、自分好みの作品を作る人も増えています。では今回は、そんなハーバリウムの花の種類や関連する情報について詳しくお伝えしていきましょう。
ハーバリウムの花の種類で理想的なもの
ハーバリウムに使う花はどれがよいか悩んだ時は、これからご紹介する種類を参考にしてみてください。では、まずはハーバリウムの花の種類について詳しくお伝えしていきましょう。
アジサイ
ハーバリウムに使う花でおなじみなのは、「アジサイ」です。アジサイ科アジサイ属の落葉低木で、梅雨時期に開花するイメージが強いですよね。
アジサイの特徴は、色の種類が豊富であること。その中でも特に白やネイビーブルーの花は、ハーバリウム作りに重宝されています。どのような花とも相性がよく、ワンポイント使いも可能に。
ひとつひとつの花が小さいことから小分けにカットしやすく、ボリュームを調整できるというメリットもあります。
カスミソウ
アジサイと似た理由で人気があるのが「カスミソウ」です。カスミソウはナデシコ科の一年草で、白色や淡赤色の花が特徴です。ハーバリウムにおいては、他の花材を引き立てたり固定したりする役割も担ってくれています。
カスミソウの花は、大きさに種類があります。大粒か小粒かで印象が変わるので、作りたいハーバリウムのイメージに合わせて選んでみましょう。
シルバーデイジー
「シルバーデイジー」は、フラワーアレンジメントで使用されることが多い花です。キク科シンカルファ属の植物で、光沢のある花弁と特徴的な形の茎が魅力です。
名前にもあるように、花はシルバーに近い白色。透き通るような美しいカラーで、ハーバリウムにおいて主役を張ることができる華やかな花材です。
日常生活の中で見かけることは少ないかもしれませんが、だからこそ特別感があって魅力的ですよね。
センニチコウ
「センニチコウ」も、ハーバリウムに用いられることが多い花です。センニチコウはヒユ科の春播き一年草で、園芸植物として様々な地域で栽培されています。
開花時期は7~9月ですが、ハーバリウムに使った場合は長い期間観賞することが可能です。品種により様々なカラーがあり、紅色や白色、紫色やピンク色など、どれもとても綺麗です。優しい雰囲気のあるお花で、主役にも脇役にもなることができます。
ハーバリウムを手に入れるための方法
ハーバリウムは、花が好きな人はもちろん、癒しを求めている人や生活に彩りを加えたい人にも人気があるアイテムです。では、ハーバリウムを手に入れるにはどのような方法があるのでしょうか。
自分で作る
お店や雑誌、インターネットなどで見かけられるハーバリウムは、完成度が高いものが多く、自分で作るのは難しそうと思う人もいるでしょう。
しかし実は、材料さえ揃えれば意外と簡単に制作することができます。必要なものは、蓋がしっかり閉まるガラス製のボトル、お好みの花材、ハーバリウムオイル、ピンセットです。
ボトルの煮沸消毒や花材の配置のイメージなど、事前準備は必要ですが、仕上がりを想像しながら作品を作るのはとても楽しい時間になるでしょう。
専門店で既製品を購入する
ハーバリウムの専門店には、豊富な種類の商品が揃っています。プロの技術によって作られた、高品質で美しいハーバリウムが多数販売されていますので、その中から好みのテイストのものを選ぶこともできるでしょう。
専門店で販売されているハーバリウムは、カラーや形状、デザインなどが多種多様です。お店で商品を選んでいる間も心が躍り、ワクワクした気持ちで過ごせるはずです。
オーダーメイドを依頼する
自分好みのハーバリウムを手に入れるには、オーダーメイドで依頼することも可能です。まずはSNSで作家さんやお店を探し、連絡をとってみるという方法もあります。
オーダーメイドなら、世界にひとつだけの特別な作品を手に入れることができるのが最大のメリットです。誕生日や結婚式など、イベントの際の贈り物や記念品などにぴったりといえるでしょう。
ワークショップに参加する
ハーバリウムを自作する場合、ワークショップに参加するという方法もあります。ワークショップでは、経験豊富な講師に教わりながらハーバリウムの作り方やコツを直接学ぶことが可能です。
また、同じ趣味を持つ人たちと交流しながら作品を作ることができるので、とても刺激的で特別な時間が過ごせるでしょう。ワークショップを見つけるには、インターネットやSNSで検索する方法があります。お住まいの地域の近くで開催されていないかどうかチェックしてみましょう。
自作のハーバリウムを素敵に仕上げるコツ
ハーバリウムを自分で作る際に、満足できる仕上がりにするにはどのようなコツがあるのでしょうか。重要なポイントについても詳しく見ていきましょう。
花の色味を揃える
インテリアにもなる素敵なハーバリウムを作るには、花材の色味を揃えることが大切です。ファッションコーディネートや広告のデザインなどと同様に、たくさんの色を使うほどまとまりにくくなりますので、2~3色のトーンで揃えてみましょう。
その中でも白色は汎用性が高いので、理想とするイメージに沿って他のカラーと組み合わせてみてください。
花材の量や種類に合う容器を選ぶ
ハーバリウムを作る際は、容器選びもとても大切です。ハーバリウムに適しているのは、密閉できる蓋がある容器。一般的にはガラス瓶が使われており、光をよく通してくれるためにキラキラと輝いてとても素敵に仕上がります。
また、容器の形も様々な種類があるので迷う人もいるでしょう。例えば円柱型、角柱型、円錐型、六角柱型などがあります。選ぶ際は、花材の量や種類と照らし合わせて、どれが最も合うかイメージを膨らませてみるようにしましょう。
適切なハーバリウムオイルを使用する
ハーバリウムの材料として液体が使われていることに気づいた人は多いはずです。これは「ハーバリウムオイル」と呼ばれるもので、主に用いられるのは「シリコンオイル」と「ミネラルオイル」の2種類です。
ハーバリウムに使うオイルは、無色透明かつ無臭であり、経年劣化が少なく人体に影響がないものであることが必要です。どのオイルでもよいわけではありませんので、よく調べたうえで購入するようにしたいですね。
花材以外のアイテムを組み合わせる
オリジナリティのあるハーバリウムを制作するなら、花材以外のアイテムを使うこともできます。これらは作品のコンセプトに合わせて選ぶこともでき、さらに奥深い楽しみ方ができるでしょう。
例えば夏らしくマリンテイストに仕上げるならカラーサンドや貝殻、秋の自然をイメージさせるものなら木の実や流木などが合います。他にもビー玉やリボン、ビーズなどを入れて、自分好みの可愛らしいハーバリウムに仕上げることが可能です。
まとめ
ハーバリウムの花の種類はとても豊富なようですが、実は定番の種類がいくつかあります。主役か脇役か、どこに配置するかをイメージしながら、好きなお花を中心に選んでみてください。
ハーバリウムは自作するのはもちろんのこと、専門店でオーダーしてクオリティの高いものを手に入れるのもよいアイデアなので、自分に合う方法で花のある生活をスタートさせてみてください。