ハーバリウムの魅力は、インテリアフラワーとしてだけでなく、空間に癒しを与える素敵な存在感がプレゼントや趣味として注目されています。いつまでも眺めていたくなるほど美しいハーバリウム。
どのようにして作るのか、どれを購入すればよいのか、疑問点は色々とあるのではないでしょうか。そこで今回は、ハーバリウムの魅力や知っておきたいポイントについて詳しくご紹介していきましょう。
ハーバリウムの特徴について
ハーバリウムとはどのようなものなのか、特徴についてポイントごとにご紹介しましょう。
ハーバリウムとは何か？
ハーバリウムは、ドライフラワーなどの植物素材をガラス瓶に入れて専用オイルに浸したもの。花の鮮やかな色が長時間持続し、ゆらゆらと揺れる姿は何ともいえない魅力があります。
普通の花なら1週間程度で枯れてしまいますが、ハーバリウムはプリザーブドフラワーやドライフラワーを使っており、1年以上楽しめることも。
水やり、植え替えなどの手間がなく、手軽に花や植物が鑑賞できるため、インテリアとして愛されています。無機質な空間を華やかにしてくれるハーバリウム。手作りキットやプレゼントとして喜ばれています。
ハーバリウムができるまでの流れ
ハーバリウムはどのようにして作られるのか、簡単に一連の流れをご紹介します。使う専用オイルは、花もちがよいシリコンオイルや低価格のミネラルオイルなどが一般的。
お好みの瓶やガラス容器にドライフラワーなどの花材を入れて、花の位置をアレンジして、最後に専用オイルを注ぎます。ハーバリウムを飾ることはもちろん、最近では認知度が高まり手作りで始める人も急増中。
細かい花材をピンセットで場所を決めていくことや、違う形の容器や瓶、季節の花など、作り続けていくうちにハーバリウムの世界の深さに魅力を感じていくでしょう。
ハーバリウムの意味について
「ハーバリウム」とは、植物学において保存された植物標本を示す意味があり、押し花のように台紙に貼りつけたものやアルコールや防腐剤に浸したものなどもあります。
日本では観賞用のインテリアとして「ハーバリウム」という言葉が使用されることが増えており、一般的には透明な容器で保存されているオイル漬けの植物や花をイメージします。「植物標本」という本来の意味を考えると、さらにじっくりハーバリウムを観賞したくなりますね。
ハーバリウムの魅力
ハーバリウムのファンが急増しているのは、普通の花とは違った魅力があるため。どのようなメリットや魅力があるのか、それぞれ詳しくご紹介していきますので、興味がある人はぜひ飾ってみてください。
価格について
ハーバリウムは、見た目からとても値段が高そうに見えますが、平均的なものは2,000円～4,000円くらいで、考え方によってはドライフラワーを買うよりも素敵なプレゼントが安価に手に入ることも。
そもそも素材になる花材などは、ガラス瓶に入れる量で少なめであることや、プリザーブドフラワーのような手間がなく作れるため、思った以上に安く済みます。手の込んだものやサイズが大きなものなら10,000円前後。自分のインテリアにするにも、コスパは決して悪いものではありません。
長時間何もせず楽しめること
ハーバリウムの魅力は手間いらずで、しかも長い期間美しい花を観賞できることです。トイレやリビング、玄関先のインテリアとして最高に華やかな空間が演出でき、しかも場所をとらずに飾れるので、色々な空間で楽しめます。
新鮮な花は枯らさないよう神経を使いますので、男性への贈り物だと少し抵抗があるかもしれません。その点ハーバリウムは飾るだけで簡単。水やりや日当たりなど、意識せず好きな場所における素敵なお花のインテリアになります。
あらゆるプレゼントに最適
ハーバリウムの魅力は、あらゆるプレゼントシーンにぴったり合うことです。誕生日、クリスマス、記念日、サプライズプレゼントなど、どのような時ももらった人が喜んでくれるギフト。
価格も幅広いので、予算に合わせたプレゼントにぴったりです。もちろん自分のご褒美にすることもできますので、オフィスや在宅勤務の方など、疲れた時の癒しとしてデスクに飾っておくこともよいかもしれません。
心を和ませてくれる
ハーバリウムは美しい花を視覚的に楽しむだけでなく、見ていると心まで落ち着き和ませてくれます。ゆらゆらとオイルの中で花びらが金魚のように揺れる姿は、ストレス社会に欠かせないリラックス空間に。
花はそもそも人と社会をつなぐものとしてメリットが多いといわれていますので、ハーバリウムで一息入れる習慣があると、周囲にも優しく接することができそうですね。
光の反射が楽しめる
ハーバリウムの魅力は、光に反射して透明感がさらに楽しめること。窓際に置くと朝日に当たり、オイルの花がさらに新鮮でカラフルに見えます。きらめく特別な輝きは、花瓶に飾った花からは得られないことかもしれません。ハーバリウムがある生活は、目を奪われる瞬間がたくさんあるでしょう。
個性が演出できる
ハーバリウムは手作りキットもありますので、ハンドメイドで自分だけの世界観をアピールすることもできます。花だけでなく貝殻、スパイス、キャラクターなど、何でも材料になるため、自分好みのハーバリウム作りが可能に。
手作りはガラス瓶やオイル、素材があれば簡単にできますので、趣味にしている人も多いです。また、ハーバリウムファンに人気があるのはボールペン。手元で美しい花が揺れる癒しの空間は、仕事や勉強のストレス発散になります。
ハーバリウムの選び方について
ハーバリウムの魅力をたっぷり感じてみたいと思ったら、早速購入してみましょう。ネット通販には色々な商品があり、どれにすればよいか困ってしまいますが、ハーバリウム選びは次の選択基準を考えてみるとお気に入りが見つかるでしょう。
値段で選ぶ
平均的価格の3,000円前後の商品や、小さな小瓶なら1,000円くらいで購入できる商品もあります。気軽にプレゼントできる値段なので、お世話になっている方に渡したり、職場の先輩などにデスクの飾りとしてプレゼントしたりすることもできるでしょう。予算があるはずなので、価格帯でどのようなものが手に入るか探してみましょう。
カラーで選ぶ
ハーバリウムは、好きな色で選ぶことも方法です。カラフルな花が詰まったものや、全体的に色味を統一させているボールペンなど。インテリアにするなら、空間にマッチする色にするのも方法で、贈る場合はシーンに合わせて色を考えてみましょう。
たとえば出産祝いなら、赤ちゃんの性別に合わせて女の子なら淡いピンク、男の子ならブルー系というのもよいですね。新築祝いでは、定番の観葉植物のギフトをイメージしてグリーン系のハーバリウムにすることも多いようです。
転職する際に、お世話になった職場に数本セットになったものをプレゼントすることや、自分の家のインテリアとしてさまざまな色がセットになったものを選ぶのもよいでしょう。
サイズで選ぶ
インテリアにするなら、置くシーンに合わせてサイズを選ぶことが大切です。人気があるものは高さ15cmくらいのボトルで、大きなものなら25～30cmほどのものもあります。
リビングかトイレか、またはオフィスなのかなど、シーンを考えてサイズ感を判断してみてください。プレゼントにする場合は、フラワーギフトほど意識することはないかもしれませんが、中間的なミディアムサイズにすると喜ばれやすいでしょう。
まとめ
ハーバリウムの魅力は、ガラスに詰め込まれた輝く花や植物。疲れた時にそっと心を癒してくれる特別な美しさがありますので、毎日の生活にぜひ取り入れたいアイテムになるのではないでしょうか。
